2017.04.21
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【新規オープン】京都一軒町家 さと居 大宮五条 青柿(SEISHI)
この春、【青柿(せいし)】をオープンさせていただく運びとなりました。
【青柿】は、その庭にある大事に守られてきた柿の木から名づけました。柿は、季節の果物、干し柿などの食用が一般的ですが、熟す前の(青柿)は柿渋の材料として柿渋染めや友禅型紙など、また薬や防腐剤、塗料などにも用いられ古くから人々の生活とともにありました。
また季節が過ぎても取らずにおく柿は、「木守柿 (きもりがき)」と呼ばれ、来年は豊作であるようにとの願いとともに、えさの少ない時期の鳥たちのために残したそうです。
歴史に培われた生活は、身近な自然と共存し、町家のなかに綿々と受け継がれてきました。その町家を、現代の技術・設備と融合させ再生し、私たちの答えの一つとして【さと居 青柿】は誕生しました。
【青柿】は、町家特有な入り口もわかりにくい場所にあります。あえて私たちはこの場所を選び、母屋、離れの二棟を、ベットルームとリビングに分けご提供させていただくこととしました。少々ご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、利便性を求め、ただ宿泊するだけの宿ではなく、屋外の空気とそこに流れる時代の息吹を感じていただきたかったからです。
私たちにとっての【青柿】は、年々減っていく京町家の「木守柿」のように、お客様とともに残し、また育てていきたいと願っています。お客様のご利用を心よりお待ちしております。
【青柿】は、その庭にある大事に守られてきた柿の木から名づけました。柿は、季節の果物、干し柿などの食用が一般的ですが、熟す前の(青柿)は柿渋の材料として柿渋染めや友禅型紙など、また薬や防腐剤、塗料などにも用いられ古くから人々の生活とともにありました。
また季節が過ぎても取らずにおく柿は、「木守柿 (きもりがき)」と呼ばれ、来年は豊作であるようにとの願いとともに、えさの少ない時期の鳥たちのために残したそうです。
歴史に培われた生活は、身近な自然と共存し、町家のなかに綿々と受け継がれてきました。その町家を、現代の技術・設備と融合させ再生し、私たちの答えの一つとして【さと居 青柿】は誕生しました。
【青柿】は、町家特有な入り口もわかりにくい場所にあります。あえて私たちはこの場所を選び、母屋、離れの二棟を、ベットルームとリビングに分けご提供させていただくこととしました。少々ご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、利便性を求め、ただ宿泊するだけの宿ではなく、屋外の空気とそこに流れる時代の息吹を感じていただきたかったからです。
私たちにとっての【青柿】は、年々減っていく京町家の「木守柿」のように、お客様とともに残し、また育てていきたいと願っています。お客様のご利用を心よりお待ちしております。